Swim in The cityの【星】とは


そろりなです。

Swim in The cityでは、「星」が重要なキーワードになっています。

しかし、Swim in The cityの舞台は地下シェルター(地下都市)です。当然星空は存在しません。

この物語での「星」が示すのは、そこで生きる人々の心にある指標や志、生きる意味のことです。

地下都市は物が充足しており、お金さえあれば生活に不自由を感じることはありません。
しかし、閉鎖的な環境であるため、
日々のどこかで息が詰まり苦しくなっても、どこかに逃げ出すことが物理的に極めて困難です。

人の流れは海流のようです。
人々は狭い地下都市でぐるぐると同じ場所を回り続ける海流に流されながら、
自分が漕ぐ人生という船を必死に守っています。
そんな時に頼りにするのが「星」なのです。

星があるから、自分の今いる場所がわかる。

その昔、人は星を頼りに航海をしたといいます。
また、心を熱狂させる存在のことを「スター」と言ったりしますよね。
「希望の星」という言葉もあります。
意味合いは少し違いますが、
「人は死んだら天に昇って星になる」という言葉?セリフもよくあります。

なんにせよ、星は人の思いや願いを投影する象徴だと思います。

Swim in The cityのキャラクターたちはそれぞれ違う「星」のために生きています。
マイちゃんならケイが「星」でしょう。
ケイもまた自分の信じる「星」のために生きています。
彼にとっての星は具体的に何なのかはまたの機会にお話しします。

そんなわけで、Swim in The cityでは星やそのモチーフをよく多用します。
もしこういう文章やイラストで「星」が登場したら、
「こういう思いがこめられてるんだな」と思い出してもらえたらとてもうれしいです。

星をかかえたケイ

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